スタグフレーション 2022 4 10
多くの日本人は、
ロシアによるウクライナ侵攻を見て、
日本の場合はアメリカが助けてくれると思ったでしょうが、
そのアメリカは、来年にはスタグフレーションになって、
経済的には外国を支援することは難しい状況になるかもしれません。
アメリカが経済不振になる原因は、利上げです。
現在、アメリカ経済はインフレ率が高いので、
利上げするという理屈ですが、大きな間違いです。
後に「バイデン不況」や「パウエル不況」と呼ばれるかもしれません。
今のインフレがデマンドプル・インフレ、
つまり供給が需要に追いつかない状態ならば、
利上げは妥当ですが、
現在のインフレは、コストプッシュ・インフレです。
つまり資源高や原材料費の高騰によって、
インフレを招いています。
さらに資源高は、
バイデン政権を環境保護派が乗っ取ったのが原因です。
脱炭素運動を見て、たとえ原油高でも、
産油国は増産する気持ちにはなりません。
さらに、アメリカは、シェール革命によって、
原油も天然ガスも世界一になったはずですが、
脱炭素運動を見て、業者は設備投資をやめているでしょう。
このようにアメリカは、
自滅の道へ一直線に向かっていますので、
安全保障をアメリカに頼るのは間違いです。
今までアメリカ大統領は選挙で、
どのような立場であっても、
当選すれば「中道右寄り」になりましたが、
バイデン大統領は、お人よしなので、
民主党左派を切れませんでした。
もちろん、ヒラリー・クリントン氏のような
民主党右派が弱いとも言えるでしょう。
さて、コロナウイルスについては、
デルタ株やオミクロン株から変異株が発生した模様です。
しかし、もうコロナ対策はやめるべきです。
これからは戦争の時代です。
戦争の準備をしなければならないのに、
コロナ対策をやっている場合ではありません。
ロシアが始めたウクライナ戦争は、
長期化して「落としどころ」がなくなってしまいました。
悲劇的な結末を迎える可能性があります。